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鳥とサボテン

2004年に出版した「Polon」という4つの短編絵本の冒頭に「鳥とサボテン」というお話があります。
あのとき、アメリカによるイラク攻撃が秒読みとなり、世界中で戦争反対の声があがり、デモ行進があり、様々なかたちで世界の指導者にメッセージが伝えられました。
メッセージは一握りの権力にねじ伏せられ、戦争が始まり、爆弾は市場や遊園地や結婚式さえも襲ったのです。
そのとき多くのアーティストは戦争の開始に抵抗するように多くの作品を発表しました。
僕の「鳥とサボテン」もそうして誕生しました。
今も同じだなと思います。
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ずっと、いつものように日常があり生活があったところにもたらされる悲しい出来事は、人間によってもたらされた禍。
それが核によるものなのかテロによるものなのか読んで頂いた方の想像にゆだねるかたちの短編です。
ここで何度か紹介しましたが「朗読と音楽」によるCDにもなっています。

昨日仙台でも「脱原発アピール」がおこなわれました。活断層だらけで不安定な国土にもはや原発は存在できないでしょう。廃棄物の処理すらできないのになんで稼働が優先されるのか。
フィンランドの核廃棄物処理(隠すだけ)施設は最近日本でも知られるようになりましたが、フィンランドでさえ何万年も先の人類に処理方法をゆだねることしかできないと認めた上で建設が行われているのに。国民の将来ためとか国民の生活を守るためとか口先だけの簡単な言葉で増税やら原発再稼働を決めてしまう。
一部の金と権力の亡者のマリオネット野田政権には覚悟がありません。


写真はフェルト作家の「もあもあびより」さんによる「鳥とサボテン」フィギアです。


鳥とサボテン_f0214847_7345830.jpg

そして我が家の「さぼくん」です
増殖が進んでなんだかタコみたいになってしまいました

by cocopuru | 2012-08-04 07:39